Night and Day

あゝ残骸

稲川淳二の怪談ナイト@上田市サントミューゼ

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今年も稲川さんの怪談を聞きに行ってきました♪

高速を使って約2時間ちょっと、上田市に行くのは初めてだったので会場に行くのもモチロン初めてだった訳ですが、ちょうど2年前にオープンしたばかりだそうでとってもキレイな建物でした。ホールの他にもスタジオや美術館なんかもあって多目的に使える市民の場といった雰囲気も感じました。上田駅からも近いし、すぐ隣には大型ショッピングモールのアリオもあって立地も良し。

この日はセットが無くてちょっぴり寂しかったですが(地方や客入りの良くない公演はセット組まないのかな?笑)、ベンチと番傘のみっていう極シンプルな舞台に座長の姿が映えて逆に良かったかもしれません。セットで話の面白さや怖さが変わるわけじゃないしね^^

稲川さんのお父様は長野県の上田市出身で、稲川怪談のルーツは上田にあると知ったのは今年は県内公演に行ってみようと決めてからすぐの頃だったのですが、稲川さんの第一声が「ただいま!」っていう言葉で、長野県民として何だか嬉しくなっちゃいました。

高校を卒業するまで本籍が上田だったことや、小さな頃に見た上田の田畑の風景が大好きで怪談モノの監督をお願いされて映像を創る時には長野県でロケを行う事が多いんだよっていう話を交えながら、稲川さんのお父様が体験した不思議な話からスタート。画面を通して知っている話ではありましたが、長野県が舞台の稲川怪談のルーツとなるお話を生で聞くことが出来て嬉しかったです。

今まで私が怪談ナイトで聞いた話というのは生き人形のような言葉を通して伝わってくる描写が美しいモノ、じわじわと恐怖が襲ってくるようなモノが多かったんですが、今回はどちらかと言えばスプラッター風味が強めだったというか、テレビを見ていたらいきなり画面にバーンと血まみれの女の顔が出てくるような刺激の強い話が中心で新鮮でした。中にはこちらも画面を通して聞いた記憶のある話もありましたが、やっぱり生で聞くと迫力が全然違いますね。

終盤にある心霊写真のコーナーも楽しみにしていたんですが、今年も顔がのぞいていたり手が出ていたりと奇妙な写真が盛りだくさん、稲川さんの面白トークと合わせて楽しませて頂きました。おなじみの水面から顔を出した霊の顔はだんだん穏やかになってるそうです。今回のツアーではこの写真の霊が公演中に動いてパニック状態になった会場もあったらしいですが、私もこの霊のおでこにシミ?のようなモノが広がって消えるのを見たのですが(他の会場でも同じ現象が起こっているらしいです)、あれは何だったのかな?

今回は初めて県内公演に行ってきた訳ですが、稲川さんの上田愛を感じる温かい公演だったと思います。松本あたりまで来てほしい!なんて言ってたけど、上田だからこそ意味を持った公演だったんじゃないかなって。ライブと重なってなければきっと名古屋公演に行ってたと思うんだけど、結果、県内での公演に足を運んでホントに良かったなって。

笑いあり悲鳴あり、今年の怪談ナイトもとっても楽しかったです♡ 

…と、ここで終わりではないのです!

終演後、せっかくなのでお隣のアリオを見てから帰ろうと思い、30~40分程買い物をしてからサントミューゼの駐車場へ戻ったのですが、その道中に偶然にも関係者出入口があって、そこで稲川さんの出待ちをしていると思われる方が4人ほどいらっしゃって。もしかして稲川さんのお見送りが出来るかも!?と待っていると、5分も経たないうちに稲川さんが登場、「楽しんでくれたかな?ありがとうね^^」って稲川さんの方からこちらに来て手を差し出して下さって握手して頂きました!!じゅんちゃん優しい(´;ω;`)

他の方は「知り合いに黒いモヤが見えるっていう人がいるんですけど…」って割とガチな相談なんかしていたのですが、私はそんなネタも持ち合わせておりませんで「楽しかったです!お疲れ様でした!」って言うのが精一杯だったのですが、テレビにもいっぱい出てるし、知らない人がいない超有名人なのに気さくに話しかけてきて下さって、お人柄を改めて感じて胸がいっぱいになりました。

ただ、アリオ内にあるスタバで買ったキャラメルフラペチーノを手に持ってたのでヒエッヒエな手で申し訳なかったなぁと(笑)

ホントはサントミューゼ館内を通って駐車場まで戻るつもりだったんですが、ちょっと遠回りになるけどコッチから行ったらレアなポケモンが出るかも♪という下心がラッキーな偶然を招いてくれました。ポケモンは全く出なかったけど(笑)、それ以上に嬉しい出来事でした。