Night and Day

あゝ残骸

クンカクンカ

www.youtube.com

前回の記事で横ちゃんブログの家臭という記事に触れましたが、横ちゃんも記事内で かほりは素敵な記憶を呼び戻す♪ と書いていたように人間の記憶を1番喚起させるのは視覚でも聴覚でも味覚でもなく嗅覚だそうですね。外に出た時にふっと感じたニオイで何となくノスタルジックな気持ちになったりしますが、嗅覚の記憶は他の五感より当時の感情まで思い出す事も多いとの事で納得。

かのアインシュタインが未来と過去は現在(いま)に同時に存在すると言っていたように、自我というモノが記憶に意味を持たせない限り過去は幻のようなモノ(というかディスカバリーチャンネルモーガン・フリーマン氏の話を聞いていると現実だと思っているモノ自体が幻なのではないかとも思うのですが・笑)なんじゃなかろうかと私自身も思ってはいるのですが、「思い出」という美しい響きに意味を持たせたいのが生きていく中で観念を積み重ねた人間という生き物なんだろうという事を前置きした上で、イッコーさんの叫ぶ「まぼろし~!!」は意外と真理をついているのではないかと思う今日この頃であります。

個人的に嗅覚の次は聴覚かなと思うんですよね。

音楽を聴くと、その音楽をたくさん聴いていた当時の事や気持ちが蘇ってくるという事が自分にとっては当たり前のようになっていて。視覚からの記憶喚起も鮮烈なモノがあると思うけど、思い出の中にある目で見たモノって時間が経つと変わってしまう事もあるし。それと比べると音楽を聴いた時の感覚っていうのは自分の中でずーっと変わらないモノだと思うんですよね。私の記憶には必ず大好きな音楽の存在があります。

あきちゃんのMontageとアーバンギャルドの子どもの恋愛を聴くと、熱帯夜だろうが雪景色だろうが出会いと別れが交差する今の季節を思い出します。