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プラスチックかと思ったら人間でした

少女フィクション

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10周年という節目に少女三部作以来の「少女」というタイトルの付いたアルバム、発売日前日に手元に届きました♡

コンセプトは「少女」でも、少女三部作と違うのは思春期が過去として描かれていること。少女三部作をリアルタイムで聴いていたファンのコって10代の思春期真っ只中っていうコも多かったと思うんですよね。アーバンギャルドも10周年、インディーズ時代に10代だったファンのコ達も20代になり、そういったコ達がアーバンギャルドの曲を通して振り返った少女だった頃。まさしくフィクションになった少女というのかな。

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けいさまのピアノが素晴らしいリード曲でもある「あたしフィクション」のMVには過去音源のMVを連想させるシーンが続々と出てくるように、曲やブックレット等のヴィジュアル面でも原点回帰を思わせるアプローチとなっております。そして天馬さんが「アーバンギャルドは不在の少女」だと言っていたように、この曲に出てくる「あたし」というのはアーバンギャルドそのものであり、CDの鏡面に自分の顔を映すように歌に想いを重ねるリスナーとの関係を歌っているようにも思えます。

恋がなくなっても 声はなくならない 歌だけがのこるの あたしはフィクション

10代の頃に毎日聴いていた歌、いつのまにか聴かなくなって気が付いたらCDは埃を被っていたなんていう経験は大人であれば誰しもが経験する事だと思うのですが、今は本当にどうでもよくなったフィクションでも10代の頃、確かにそれはリアルすぎるノンフィクションでしたよね。人間という生き物はゲンキンなもので、都合よく忘れていく生き物です。だけど、足元を照らしてくれた歌だけは何も変わらずそこに居て残っていく。時が流れ、自分の中でフィクションになったとしても、盤面から配信というカタチに変わったとしても。

かつて私の中にもいた今は不在の少女と恋をアーバンギャルドの楽曲に重ねてこれからも生きていくんだろうなと思ったアルバムでありました。

「ビデオのように」から「大人病」の2曲、90年代初期のJポップを彷彿とさせるようなアレンジとアダルティな雰囲気がとっても大好きです。