Night and Day

あゝ残骸

生欲

www.youtube.com

発売から1週間ほど経ってしまいましたが、天馬さんのソロアルバム聴いております♪

このアルバムのタイトルでもありリードトラックになっている「生欲」でありますが、海外のB級ホラー映画のテーマソングになりそうなサウンドに加え、天馬さんがマッチョな男たちの手でT字架にかけられ女王様にムチ打たれるという生々しい映像がインパクト大。生欲のMVではありますがT字架の歌詞を連想させるものになってますね。

生欲ってこの世界に生きている生物すべてが本能として持っている欲であり、人間に関してはいわゆる自我で欲するものとは別のところにあると思っています。なぜなら生きることに対して執着がないと思っていても自分の意志とは関係なく、しようと思ってしている訳ではないけれど肉体は生きようと呼吸をしていて心臓は動いているから。そして全ての欲は「生きるため」即ち生欲に通じているものだと。

我々人間は自我という色眼鏡でこの世界を見ているのでややこしくなっているだけで、生きるという事はもっとシンプルなモノだとも思っています。しかし天馬さんも言っているように「自分」になることが1番難しい。そんな自分という十字架を常に背負って生きている人間の業と苦悩、そして誰もが逃れられない生と性と死というものが濃縮されたような音源じゃないかな。でもサウンドはポップなのが天馬さんらしい。

バービーボーイズいまみちともたかさんが手がけたピンクレッドⅦや面影ラッキーホールの好きな男の名前 腕にコンパスの針で書いたのカバーもアルバムに彩を添えています。ブックレットのアートワークも素敵。聴きごたえのある音源じゃ!

twitter.com