Night and Day

あゝ残骸

TOKYO POP 2

 

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疫病によりディスタンスを強いられ肉体を失い二次元化した人類と世界に抗うべく立ち上がった前衛都市部隊=アーバンギャルド。人類が肉体を取り戻し三次元の日常を取り戻すために全人類の記憶が録音されたTOKYO POP 2を再生するーー。

コンセプトのもとにナム13氏によってアニメ化されたメンバーがジャケットデザインになっており、リード曲であるアンドロギュノスのMVも昭和の戦隊アニメのオープニングを思わせる作りになっているのですが、センスありすぎだし永遠に見ていられるくらい素敵。

アンドロギュノスのMVの中でエンディングテーマとして名前が出ている東京REMIXは80年代のシティポップを感じさせる新曲。天馬さんと同い年で昭和生まれの私は懐かしさを感じるんだけど平成生まれの若い子達は新鮮に感じるのかな?

以前、天馬さんがかつてのシティポップにあって今の日本にないのは「バブル」という空気感であって、不景気に聴くシティポップはリアルではなくもはやファンタジーだと言ってたけど、昭和生まれの私にはこのシティポップに感じるキラキラした空気感が亡霊のようにぶら下がっていて、子供の頃に良く耳にしていた音に天馬さんのトラウマテクノポップ的な歌詞が乗っかる違和感というかパズルのピースが上手くハマらないような歯痒さが逆に新鮮というか。それでもこの東京REMIXの歌詞はかなりオブラートにつつんでいるというか「寄せて」きているとは思うのだけど。

アンドロギュノスのMVには当時を忠実に再現した粗い映像、雑コラっぽいメンバー含めて私がシティポップに感じるキラキラとした空気感が詰め込まれている。ヤシの木とキラキラした海面ってなんであんなにバブルっぽい雰囲気を醸し出すんだろうw

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↑ナム13氏のインスタにあげられていた作品なんですが、私のシティポップ=バブルという空気感のイメージはまさしくコレ!!シティハンターのOP・EDとか。

既存曲のREMIXも国内外で活躍するアーティストが参加しており、それぞれが個性的で原曲とはまた違った雰囲気になっていて面白かったです。

ーーライブハウスで音に身を任せて踊りたい。

先が見えない現在のコロナ禍でそんな気持ちを再度呼び起こしてくれるようなアルバムです。