先日、たまたま通りかかった馴染みの神社にお参りしたくなって手を合わせて来ました
普段参拝する時は特にお願い事をするわけでもないのだけど、この日だけは「あきちゃんを生き返らせて下さい」なんて悪魔に魂を売るようなお願いが頭をよぎってしまった
このとてつもない喪失感と向き合わなければならない現実に神も仏もねーな!って気持ちもあるけど、やっぱり神社好きなんだよなぁ
参拝を終えて神社を出た時に1匹のアゲハ蝶が目の前にフワフワと舞ってきて通り過ぎていった
田舎とはいえアゲハ蝶なんて滅多に見かけないんだけど黄色と黒が綺麗なコントラストのアゲハ蝶だった
2年前、ばーちゃんの四十九日法要が終わってお寺を出た時に1匹の黒いアゲハ蝶がどこからともなく舞ってきてしばらく自分達の近くをフワフワと舞って飛んで行った事があったんだけど、アゲハ蝶って亡くなった人の魂を運ぶなんて聞いたことがあったから、あのアゲハ蝶がばーちゃんだったらいいな、ばーちゃんが来てくれたのかもしれないって何だかちょっと嬉しくなったのを思い出して
あきちゃんだったらいいのになって、目の前をフワフワと舞うアゲハ蝶を見ながら涙が出そうになった
あきちゃんの言葉が聞きたいな…
東北地方にイタコの口寄せって文化があるけど、私はああいう力を持った人はいるとは思っているんですよね
だけど、生きている人間が自分の気持ちに折り合いをつけるために生まれた文化なのかなって
実際にイタコというのはカウンセラー的な役割だとも言うし
イタコの口から亡くなった人からの言葉を聞けるなら例え嘘だったとしても少しは楽になれる気がするもん