Night and Day

あゝ残骸

9/23 稲川淳二の怪談ナイト@ホクト文化ホール

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今年もじゅんちゃんの怪談を聴きに行って来ました。

最近は音楽を聴く気になれないのでじゅんちゃんの怪談ばかり聞いています。音楽のライブにはしばらく足を運ぶ気にはなれないかもしれないけど、怖いけど温かくて癒される怪談ナイトのこの空間は変わらず居心地が良かったです。

さすが昔から芸能界に身を置くじゅんちゃんだけあって冒頭から怪談には全く関係のないジャニーズ問題に切り込んだり(ジャニーズの誕生には当時TBSで音楽プロデューサーをやっていた人物が深く関わっている件など興味深い話もしてくれた)、芸能活動をしていく中で連続少女誘拐殺人事件や埼玉愛犬家殺人事件の犯人と関わる事になった話を前置きした上で、この日はちょっとイレギュラーなお話も。

じゅんちゃん自身もこの話をするのはこれが最初で最後って言ってたけど、実際に今年の2月に発覚して問題になった精神科病院で日常的に虐待が行われていた事件の話。この病院の建物が昔空き家だった時期にじゅんちゃん自身も訪れて怪談モノのロケを行った時に体験した事と事件が線で繋がっていくような話で、怪談要素はあるもののどちらかといえば幽霊よりも生きている人間の方が怖いと感じるような珍しい話で面白かったなぁ。

これも珍しくアメリカで起こった怪談の話もあったし。

何よりもこの日は亡くなった人がお別れの挨拶をしに来るっていう話が多くて、じゅんちゃんが「亡くなった人の心や魂はこの世に残っている、そんな体験をした事が何度かあります」って言葉に救われたような気持ちになりました。

この日のじゅんちゃんはルーツである長野県での公演だからか何だか饒舌で心霊写真のコーナーでもめちゃくちゃ喋る喋る!いつもよりも20分程時間オーバーの公演でしたが楽しくてあっという間でした。

ぎっくり腰をやってしまったらしく歩くのがしんどそうでしたが💦、それを感じさせないくらいパワフルなパフォーマンスを見せてくれました。

じゅんちゃんが「あと何年出来るかわかりませんが、来年もお付き合い下さいますか?」の言葉に会場からは大きな拍手が。じゅんちゃんも76歳、じゅんちゃんの怪談を生で聴ける時に会いに来ないとだね。来年、またじゅんちゃんに会えるのを楽しみにして。