Night and Day

あゝ残骸

あきちゃんが居ない1日がまた今日も終わる

こうして1日を積み重ねていけばいつか時間が解決してくれるのかな

まだ信じられない気持ち、受け止めたくない気持ちはもちろんあるけど19年前よりは少しばかりは冷静な部分もある

Laputaが昇華した時はどうしても受け入れられなくて何年も引きずったし、周りがだんだんLaputaのことを過去のものとして受け止めていくのすら辛かった

Laputaを好きになってからまだ5年しか経っていなくて終わりなんて考えてもみなかったし、まだまだライブも見たかったし新しい音源も聴きたかったしもっと早く出会いたかった、もっとライブを見ておけば良かったっていう気持ちが大きくて、ラストツアーは全通はしたもののやり残した感があったから

「形があるものは必ず壊れる」

Laputaが昇華した時にあきちゃんが言っていた言葉

だからあきちゃんがソロ活動を始めた時、悔いを残さないように行けるライブは行く、会いに行ける時は会いに行くって決めた

病気、天災、事故、北朝鮮のミサイル、何があるか分からないし自分自身も30代半ばくらいからは明日死ぬかもしれないって気持ちで生きてきたし、この頃からあきちゃんからも活動の終わりを感じさせるような言動もあったし

曲で歌われていたのはもちろんだけど、この辺りから行われるようになったFINISH公演はキャリアが総括されたもので「今ここで終わっても悔いが残らないようなライブ」って言ってたし、MCでも「会いに来れる時に会いに来て」って言ってたりしたから、あきちゃんの口から歌うのをやめるよって言葉が出るのを心の片隅では覚悟はしていた

だけどその言葉を聞くのがすごく怖かった

だから、次のライブの日程を発表してくれる時は本当に嬉しかったし心底ほっとした

これはあくまで私の憶測だけど、私自身も含めて中年にもなれば身体の悪いところのひとつやふたつあっても全然おかしくないし、あきちゃんも何処か調子が悪いところがあったのかもしれないなって

コロナ禍っていうのもあったけど「みんな健康には気をつけようね」って何度も言ってたし、ここにも書いた記憶があるけど、ここ何年かであきちゃん痩せたから、もしかしたらどこか悪いところがあるのかも?って気にはなってて、終わりを見据えた活動の中で、もしかしたら健康面で不安を抱えていたのかもしれないなって

もう一度書くけどあくまで私の憶測です

コロナ禍で現地参加出来なくてもどかしい思いをした期間もあったりしたけど、私も今ここで自分自身が終わってもいいようにって気持ちであきちゃんと向き合っていたから、やり切ったとかではないし後悔がゼロっていう訳ではないけど、あきちゃんのライブを1本1本大切に見て来れたと思っていて、比べられるものではないかもしれないけど19年前の絶望感とはまた違ったところに立っているような気がしている 

辛くなるからあきちゃんの曲も他の音楽も聴けていないんだけど、SEED SONGの歌詞が頭の中に浮かんでは消えて胸が潰されそうになっている